ウエットスーツは消耗品であり、使用していると傷んできます。
このような状態なら自分で修理できますのでチャレンジしてみましょう。
・ウエットスーツの肩、脇、股下から海水が染み込むようになった
・生地と生地のつなぎ目が開いている
・爪で引っ掛けた亀裂、その他の亀裂
この記事では、上記のセルフリペア(修理)の方法を解説します。
専門店に修理を出すと高いので、自分で治せる状態の傷なら修理することをオススメします。
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この記事でわかること
・ウエットスーツのリペア方法
自分でウエットボンドでリペアできる範囲の傷とは?
生地同士の接合部が剥がれている場合
写真のように、パーツとパーツつまり生地同士の接合部が、剥がれた場合は
自分でリペア可能です。
同様に裏側にして同じような傷があるかチェックしましょう。
このような傷があると、海に入るとジワ〜っと海水が染み込んでくるので傷口が開く前に
リペアする必要があります。
爪やその他の理由でひっかき傷や亀裂がある場合
ラバー素材であるあるの、着脱の際に誤って爪で生地を切ってしまった
サーフィン中にフィンや何かしらのアクシデントによる切り傷
このような場合、自分でリペア可能です。
写真のウエットは傷みすぎていますが、このような傷なので参考にしてください。
小さい穴が空いてしまった場合
理由はわからず小さな穴が空いてしまった場合も、リペア可能です。
穴が広がってしまう前にリペアすることをオススメします。
ウエットスーツ修理に必要な道具は?
1、 ウエットボンド
ウエットボンドは、合成ゴム系接着剤のことで、今回紹介したウエットスーツの傷は
このボンド1本あればリペアできます。
価格も高くないので購入して、ウエットスーツのリペアにチャレンジしましょう。
ウエットボンドには有機溶剤が多く含まれており毒性がありますので使用の際は
換気の良い場所で使用すること。
2、 爪楊枝、平筆
爪楊枝、平筆はウエットボンドを接着面に塗布するときに使用します。
ウエットボンドを使ったリペア方法を紹介!!
パーツとパーツの接合部や亀裂のリペア方法は?
まず接着部分が剥がれているとこ、亀裂の部分を見つけます。
次に爪楊枝にボンドを付けて傷口に、少量づつ塗り広げるイメージで塗っていきます。
塗り終わったら、ボンドが乾くまで待ちます。約10分程度。
乾かないと粘着力がないので接着しないので覚えておきましょう。
焦らず乾かすことが、粘着させるコツになります。
ボンドが乾いたら、画像のように圧着させます。(つまむ)
つまむ時は強めに押さえることがポイントです。
これでリペアが完了。傷口が塞がるはずです。
初めは上手くいかないかもしれないので、成功するまでトライしてください。
同じ箇所にボンドを重ね塗りしても問題ありません。
箇所が多いと、圧縮するのに手が疲れるのでこのように洗濯バサミで挟むのもありです。
小さな穴のリペア方法は?
この時は穴の部分に直接ボンドを付けて、乾くまで待つ。
後の工程は同じです。
穴が空いても、しっかり塞がります。
ウエットスーツ リペアでは対処できない場合もある?
ウエットスーツの擦れ傷は修理不可?
摩擦により擦れた傷や、傷んでいる箇所が目視できない場合は自分でリペアできません。
擦れ傷のとこにボンドを垂らして無理矢理くっつけようとしたら、少しくっついたもののサーフィンすると元の傷口の広さに戻ってしまいました。
擦れた箇所をわざと切込みを入れ、切り込みを入れたところをウエットボンドで修復する方法があるそうですが、私は試したことがありません。
ウエットスーツにも寿命がある??
ウエットスーツは週1海に通ったとして、長く持って寿命3〜4年です。
4年持てば大したもんです。
年月が立ったウエットスーツをパーツ交換で修理に出しても、すぐに違う箇所のパーツ交換になる場合が多く修理箇所のイタチごっこのように修理代が高くなるので注意が必要。
例えば、今年腕を交換したら来年は下半身交換、その翌年はまた違う場所から浸水でまたまた交換といった永遠ループケースです。
「ウエット代が高いのでリペアで長持ちさせてみよう。」
この考えが甘く結局私は、最終的に新品ウエットを買ったので、パーツ交換で長く使おうという考えはあまりオススメしません。
今では、お店で修理を頼むより駄目になるまでウエットボンドでやり過ごそうという考えにたどり着きました。
ウエット修理を出す費用を貯めといて、安いボンドで何年も使いまわしていたほうが効率よく新しいウエットを手にすることができます。
ウエットスーツを長持ちさせるメンテナンス方は?
毎回、サーフィン後にウエットシャンプーを使用し洗浄する
ウエットシャンプーを使わないで、シャワーで流して洗浄している人は注意してください。
表面上の砂汚れは落ちているけど、ウエットスーツの生地に付着した海水の汚れや汗などは
落とせません。
シャワー洗浄を繰り返していると、ウエットスーツの生地の劣化は進行し伸縮性も低下し
パーツとパーツを接着しているウエットボンドの接着面が剥がれやすくなってしまいます。
これらの理由でウエットスーツの寿命が縮まるのです。
ウエットシャンプーを使用したことがない方は1度試してください。
2年後あたりの伸縮性、肌触りといったコンディションに差が出ることに気付くはずです。
香りもいいので、ウエットの嫌な匂いも防げます。
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ウエットスーツ用のハンガーにかけて保管
ウエットスーツの自宅での保管の最適な保管方法を紹介します。
日光が当たるような場所は避けてください。
理由は、表面劣化や色落ちの原因となる。
クローゼット保管が好ましいと言えます。
気温変化の激しい場所では、ゴムの劣化を早めてしまいます。
型崩れ防止に、肩部が広めのハンガーにかけて保管してください。
ウエットスーツ専用のハンガーで保管するのが1番の理想です。
価格は高いですが、ウエットハンガーを使うことによってウエットのストレスを減らしいい状態、型を長持ちさせるには必需品となります。
適当に保管しておくと??
ウエットスーツを水洗いのみでシーズンオフさせ、なお適当に保管しておくとラバーの部分がかなり損傷し、最悪ひび割れになる可能性があります。
ゴム製でできているのでメンテナンスと正しい保管の仕方を覚えておきましょう。
ウエットスーツ用 シリコンスプレーが効果的!!
ウエットスーツの生地はゴムなので劣化が進んでしまいます。
シリコンスプレーを使用すると、新品当時のフワフワ感をスプレーをしない場合と比べ維持することができます。
シーズンオフになったウエットスーツはシリコンスプレーをしてから保管しておくと良いでしょう。
また、シーズン中のウエットスーツでも日々シリコンスプレーでメンテナンスをしておくと長持ちに差が出ます。
私物のセミドライスーツでどのくらいもちがいいのか検証してみた!
有料の修理無しでウエットボンドだけで4年め突入!!!!秘訣を伝授!!
私は、この記事で紹介した通り自分でウエットスーツをこのボンドで修理して使用年数が4年目に突入しました。
(真冬でも週1は必ず行く頻度でウエットスーツを使用しています)
写真が4年目突入のウエットスーツ。
ウエットスーツを有料で修理するのが勿体ない。
穴の見極めのコツ
サーフィン中に染みてくる箇所がなんとなくわかると思います。
その日はそのままサーフィンして帰り、ウエットが乾いたら染みていただろう箇所を調べます。
大抵、これまでで紹介してきたダメージが見受けられます。 修復できないダメージもあるので記事を遡り御覧ください。
リペアして次回サーフィンすると染みてこなくなり寿命を長くすることが可能となります。
4年目だとリペアできない部分から染みてくることを考慮しておこう!
4年目のセミドライスーツになると、股の部分、脇の部分でラバーになっていないところから染みるようになります。
この現象は2〜3年で起こるはずです。
けれど私は、有料のリペアはしません。
最近は暖冬+海水の上昇で昔より冬のサーフィンがキツくないせいか、ウエットボンドで修復できるとこをリペアして修理できないとこは放置でも冬のサーフィンは耐えられます。
ただし、海水の以上に低い地域、外気がとてつもなく低い日を除く
(2024年6月 情報)
リペアできないところのダメージを軽減する方法はある?
あります。
脱ぐとき、ウエットスーツを引き伸ばさないように注意すること。 特に足の部分を脱ぐときに注意。
ウエットスーツを脱ぐ際、足がなかなか出せない時に手を使わずウエットを踏むつけ無理に引き伸ばし足を出そうとしていませんか?(画像のように)
このような脱ぎ方をすると股の部分が伸びてしまいダメージが蓄積され、染みてくる原因となります。
脇の部分も一緒です。
ですから、脱ぐ際は手を使いウエットを引き伸ばさないよう優しくゆっくりと脱ぐことが重要となります。(画像のように)
このときに爪を立て脱がないようにしましょう。 爪でウエットスーツを傷つけてしまいます。
ただ、真冬は着替えが寒いですのでサーフィンポンチョを購入して寒さ対策をして着替えること。
ウエットスーツを脱ぐときに時間がかかったり、爪痕を残してしまいそうな方にオススメ!!
魔法のウエットスーツお着替え便利グッズ!!
これで、ストレス無しで早着替えできる!!??
普段のメンテナンスも忘れずに!!
この記事で紹介した通り、普段のウエットスーツメンテナンスも重要になるのでまだご覧になっていない方はもう1度この記事をご確認ください。
セミドライウエットスーツは高い買い物です。 なるべくウエットの寿命を伸ばし使用していきましょう。
私のウエットスーツの使用期間がどのくらい伸ばせるかの実験は続けるので情報発信していきます。
ウエット使用期間 2021年12月〜2024年5月 現在4年目突入!
2024年12月から使用し始めるので、気になる方はブログチェックをお願いします。
まとめ
ウエットスーツは、消耗品なので傷むのは仕方ないですがウエット用ボンドでコストを抑えて、尚かつ簡単に誰にでもリペア可能です。
修理できる範囲の傷なら、自分で修理しコストを抑え新しいウエットを買うお金に回すのが理想的です。
ウエットスーツには必ず買い替え時が来ます。
その寿命を伸ばすのは読者様次第です。
日々のメンテナンスやリペアで愛用ウエットスーツの寿命を伸ばしましょう!!
ウエットスーツの選び方、使用時期が知りたい方はこちらです。