初めに、ツインフィンサーフボードは初心者向きとは言えません。
初心者の方はトライフィンのサーフボードを選ぶことをオススメします。
ある程度サーフィンに慣れてきたらツインフィンは武器になり、短いツインフィンボードだとショートボードのような技も可能です。
ただ、ツインフィンでもデメリットがあるのでこれから解説していきます。
・ツインフィンサーフボードのメリット
・ツインフィンサーフボードのデメリット
・ツインフィンサーフボードの乗り方
・クアッドタイプのボードで応用
ツインフィンサーフボードにチャレンジできるサーファーレベルを解説!!
どの程度サーフィンできればツインフィンを楽しむことができる?
冒頭で解説した通り、初心者にはツインフィンを乗りこなすのが難しくなります。
なぜなら、センターフィンがないため波に乗るとスピードが出てしまうので、初心者だと取り回しができない。テイクオフ後焦ってしまうなどで本来のツインフィンボードの良さを活かせないことがあります。 そしてサーフィンに慣れていないと安定感が無く感じます。
波に乗ることができ、横に滑ることができるサーファー以上でツインフィンにチャレンジすると面白みがわかるはず。
ショートボーダー向けのツインフィンもあるの?
はい。 あります。
自分が普段乗っているショートボードの長さより少し短くして、パフォーマンスボードよりリッターと幅を増やして上げれば、テイクオフが早くてある程度のショートボードの技ができるボードの完成です。
ロングボーダーは長めの板のツインフィンで楽しむことができる!?
ロングボードを乗っている方で、波の高さが大きいとき、ロングボード向きではないコンディションの時にサブボードでツインフィンを1本所有しとき海に出かけるのもアリです。
ロングボードでは体感できないカーヴィングのキレの良さ、フローターやローラーコースターのやりやすさに気付くはず。
そして、ロングボードに切り替えたときライディング中に余裕ができ、いつもより力を抜いてサーフィンできたりなどのメリットがあるので覚えておきましょう。
\ロングボーダーがツインフィンを試すならミッドレングスが適してるよ/
ショートでもロングでもいろんなボードに乗るべし!!
ショート、ロングにこだわらず、ツインフィンボードやミッドレングスなど様々なボードに乗ることで、波乗りの楽しさ、自分の普段乗っているジャンルのボードのスキルアップに必ずなります。
私自身、ショート〜ロングボードまで幅広くサーフィンしますが固執しないことで本来のサーフィンの楽しみ、波に適したボード選び、技をかける楽しみ、姿勢矯正などを味わえることができます。
現在のサーフィン業界が、いろんなタイプのサーフボードをリリースしているのがその証でしょう。
ツインフィンサーフボードのメリットを紹介!!
スピードが早い
通常3本のフィンのところ、1本少ないツインフィンは水の抵抗が少なくなるためスムーズにボードが邁進するので、テイクオフが早くなります。
これはサーファーにとってありがたいこと。
テイクオフ後も勿論スピードがつくので、カットバック、カーヴィングの技が技量があれば安易となります。
クローズセクションで使うフローターもスピードがついていれば乗り上げてあとはボードの良さで成功することも多々あります。
ロングライディングが可能!
ツインフィンはリッターが多めなので、浮力がそれなりにあります。
これがサーフィンにとって重要なことで、浮力があれば当然ロングライディングが可能になります。
ある程度、初心者ボードで遊べるようになったらツインフィンで、大きいターンの練習、カットバックの練習するとスキルアップに繋がります。
サーフィンは波に乗らなければ成り立ちません。 そしてロングライディングこそがサーフィンの楽しさを最も感じられる大切なことなので武器は大いに利用しましょう。
ツインフィンサーフボードのデメリットを紹介!!
パフォーマンスには不向き
ツインフィンでもショートボードの技ができますが、ショートボードのようなアグレッシブな動きをするには向いてません。
特に、縦の動きに弱いです。 2本のフィンだと3本に比べてボトムターンが緩やかになるため、オフザリップのような技をするのが困難です。
激しくスプレーを飛ばしてみたい、深いボトムターンからの技を楽しみたいという方は、トライフィンボードに乗りましょう。
ドルフィンスルーが大変
ツインフィンサーフボードは浮力のあるボードが基本となるため、ショートボードと比べるとドルフィンスルーがやりづらくなります。
ドルフィンスルーをマスターしている方は問題ないですが、初心者サーファーは苦労すると思われます。
板を海面に対して、斜めに刺しドルフィンすると若干ですが板が沈みやすくなります。
ツインフィンサーフボードの醍醐味を解説!!
ツインフィンサーフボードで大きなターンを意識しよう!!
ツインフィンはトライフィンと違い大きなターンを描くことができます。
ツインフィンでターンする時は無理に曲がろうとしないで、ゆっくりリラックス気分で大きな弧を描くイメージでターンする。
波のパワーに合わせれば、無理に蹴り込んだりしなくてもスプレーも飛ばせます。
まずは、力まないでツインフィンの大きなターンを楽しもう。
ツインフィンでやりたいことを明確に!!
ツインフィンでもアクションを求めるパフォーマンスタイプは、スワローテールやラウンドのものを選びテール幅の広いものを選ぼう。
ツインフィンの定番はフィッシュで、私もフィッシュを乗っています。
先ほど紹介した、大きなターンを描く練習ならフィッシュがオススメ。
ラウンドハウスカットバックのように、パフォーマンスボードだと難しい技もフィッシュツインフィンであれば練習できます。
そして、パフォーマンスボードに乗り換えた時には板を動かしやすくなっているはずです。
クアッドタイプのボードをツインフィンでサーフィンした結果
ツインフィンにしたメリットを解説。
・テイクオフが4本フィンより若干速い。
・テイクオフ後のスピードが速い。
・早い波でもぐんぐん抜けてくれる。(あきらかに捕まるような波は無理です)
・ロングライドが簡単。
・大きなターンの練習に向いている。
ツインフィンにしたデメリットを解説。
・トップターンの時にフィンが抜けやすい。
・トップアクションに不向き。
・4本フィンより扱いが難しい。
・初心者にオススメできない。
・カットバックはゆっくりレールを入れていかないとワイプアウトしてしまう。
4本フィンでサーフィンするメリットを解説。
・ボードが安定するので初心者に向いている。
・トップアクションがしやすい。
・ツインフィンより取り回しがしやすい。
・アクションいれる波質なら4本フィンがベスト
4本フィンでサーフィンするデメリットを解説。
・ツインフィンよりテイクオフが若干遅い。
・ツインフィンのほうがロングライドしやすい。
・メローの波ならツインフィン。
・大きなターンの練習はツインフィン。
クアッドタイプのサーフボードを波に合わせてフィンの本数を変える
これまでに紹介したメリット・デメリットを踏まえクアッドタイプのサーフボードで波によってフィンの本数を変えるのもアリです。
ただし、紹介しているサンダーボルトCIフィッシュボードはツインフィン用に作られているので、クアッドタイプツインフィンより機能性が高いことを覚えておこう!!
まとめ
この記事ではツインフィンサーフボードのメリット、デメリットを紹介してきました。
それに加え、クアッドボードを手にする魅力を紹介。
サーフィンはいろんなボードに乗ると様々な楽しさを味わうことができるスポーツです。
波に乗る回数を増やしたい方、レールワークを基本から見直したい方、ゆったりとカーヴィングを入れてロングライディングしたい方。
人それぞれですが、1度ツインフィンサーフボードを試乗すると新しい発見がきっと見つかるはず!!
楽しいサーフィンライフを過ごしましょう!!